プロジェクト管理の基本はプロジェクトをコントロールすることである。そして、プロジェクトをコントロールするためにはプロジェクトを計測しなければならない。しかし、プロジェクトを計測した定量的なデータを使って実際のプロジェクト管理に利用している例は非常に少ない。

本セミナーでは、プロジェクトを計測する際の基本的な考え方、計測データ（メトリクス）を使った見積もりモデルの考え方、進捗管理の方法などについて、実例を交えながら紹介する。主な内容は以下の通り。

• メトリクスとは
• プロダクト・メトリクスとプロセス・メトリクス
• メトリクスを使った進捗管理
• メトリクスを使った開発計画立案
• メトリクスを使った個人能力評価

ソフトウェア開発に携わっている　課長，プロジェクト・リーダー

クリーンルーム手法は段階的開発法やデザイン・レビュー方法についての最新の手法をパッケージとした最新の開発手法である。基本的には不具合をゼロにする手法として紹介されており学術的な要素が強い手法でもあるが、段階的リリースによる進捗のビジブル化とフォーマルなデザインレビューを中心に導入することで大幅な生産性向上が可能である。

本セミナーでは、実践的にクリーンルーム手法を使う場合の考え方、実際の利用方法などについて、あくまでも実際に導入して実践することを目的として紹介する。また、演習問題を通じた、実践のためのより深い理解を狙っている。主な内容は以下の通り。

• クリーンルーム手法とは
• 段階的開発法の概要
• デザインレビュー手法の概要
• 実践のための演習

ソフトウェア開発に携わっている　課長，プロジェクト・リーダー

システムデザインは企画したアイデアを具体的に実現できる形に変換する作業であり、製品開発のカギとなる重要な工程である。さらに、システムデザインを適切に実施することが、ビジネスプランで計画された製品ロードマップ、技術開発計画を実現する上での成否を握っている。

本セミナーは、システムデザインの成果物である外部仕様書、論理システムモデル、物理システムモデルを作成するまでの工程を紹介する。その過程で、開発製品の機能要求、性能要求とのバランスや、製品ロードマップ、ファミリー製品展開、技術開発計画を考慮したモデル作りの概要を紹介する。

開発に携わっている　課長，プロジェクト・リーダー

ソフトウェア開発における見積もりが重要性は誰もが認めるところである。しかし、リーダーの経験と勘に頼ったままプロジェクトを進めているの現状であり、見積もりのしくみを説明できるプロジェクト・リーダーは数少ない。

本セミナーでは、具体的な見積もりの実例を使い、見積もりの基本的な考え方と実施方法を紹介する。また、見積もりを組織的に推進するために事前に決めていかなければならないことや整備すべきしくみについても解説する。主な内容は以下の通り。

• 見積もりの基本原則
• 見積もりのための開発工程モデル
• 見積もり実施手順
• 見積もり実施のためのしくみと推進上のポイント

ソフトウェア開発に携わっている　課長，プロジェクト・リーダー

多くの製造業・メーカーの製品開発現場では、製品の複雑化や大規模化が進んでいることに加え、開発期間短縮要求は厳しさを増していることで、製品開発プロジェクトを計画通りに遂行することが非常に困難な状況に陥っている。その結果、製品をリリースした後の品質問題が多発しており、その対応にかかるコストは大きな問題となっている。

このような状況に陥っているのは、機能織り込みを中心としたプロジェクト管理になっていることと、そのために、生産試作などの開発後期で本格的に品質確保に取り組むことになっていることが原因のひとつである。

本セミナーでは、PLM(PDM) やそこから収集できるメトリクスを活用することにより設計完成度を見える化し、開発を通じて設計品質をコントロールできるようにするプロジェクト管理手法を紹介する。

短期間、高品質が求められる組込みシステム開発は、年間 140% の成長を遂げている市場である。しかし、市場の成長に伴い、製品開発の現場では納期や品質などの課題は増加する一方であり、関連企業は大きなリスクを抱えているのが現状である。このような問題を解決するためのプロジェクト管理手法が必要とされているものの、現在のところ組込みシステム開発におけるプロジェクト管理手法は確立していない。

組込みシステム開発のプロジェクト管理には、確定していない開発作業を含めた「見える化」や、暗黙的な製品仕様を前提とした開発計画立案、マトリクス体制における進捗管理など、一般的なプロジェクト管理手法では前提としていない要素を前提としたプロジェクト管理手法が必要とされている。

本セミナーでは、このような組込みシステム開発の特徴を考慮したプロジェクト管理手法を、開発現場での活用事例を交えて紹介する。